夜明けの口笛吹き

久々に心にしみるRPGだった。
内容は 夢現 (http://freegame.on.arena.ne.jp/) での紹介がわかりやすい。

自分の名前以外の何も分からない一人の少年が、どこなのかも分からない世界の行き着く先とその答えを探して旅をするRPG。世界は階層ごとに区切られており、それぞれの特徴的な世界観が目まぐるしく登場し、プレイヤーを一気にクライマックスまで引き込みます。シリアスで作者のメッセージ性を感じさせる独特のストーリーと悲壮感あふれる世界観がこのゲームのなによりの特徴で、また、一風変わった登場人物や印象的な台詞回しも大きな魅力の一つです。 ゲーム中で迫られる選択肢の中には、プレイヤー自身が望んだ選択がそのままエンディングへと向かうシチュエーションもあり、またそれが決してバッドエンドなどではなく「一つの物語の終局」であるところも、このゲームの独自の方向性を反映させたシステムと言えるでしょう。

この紹介文を初めて見た時は「良くありそうな設定だな。つまらなそうだな。」と感じたが、妙に評判が良いのでやってみる事にしたのだった。

すると、ぐいぐいと世界観に引き込まれ、一気に最後までやってしまった。
選択肢にしても、だ。純粋にトト*1として、何を選ぶべきか悩んでしまった。ゲームとして何を選ぶべきか、ではなく。ここまではまったのは本当に久しぶりだ。

惜しむらくは、クリア後についついやり込んでしまい、余韻を消してしまった事か。もう少し余韻に浸っていたかったなぁ。

*1:主人公の名前